ご挨拶
現代日本を代表する金属美術工芸(金工)の担い手である長野烈、畠山耕治両氏に 「紙刀」=ペーパーナイフを制作していただいた。 ハンドメイド+高品質であり、フォルムが独創的であること、紙刀として十分機能す こと、以上の条件を満たすよう時間をかけ研究した結果、期待をはるかに上回る出来 上がりのラインナップとなった。 長野氏は「銀」「黒味銅」張り合わせと「透かし彫り」技法を駆使した繊細なフォル ムと強靭なボディを兼ね備え、使い込むほど味わいの深まる逸品を作り上げた。 畠山氏はキャストブロンズと「錆」=「緑青」による仕上げ、本人が自家薬篭中とし ている高度な技法と、質感抜群であたかも古代青銅器に通じる造形とが渾身一体となっ た紙刀を提供してくれた。 テストの結果全作品はペーパーナイフとしての本来の機能を十分に備えている。かつ 「ファインアート=美術品」としての美をも持ち、鑑賞に堪えられるものである。 少数限定の完全限定版のため今後新作に触れる機会はごく稀になると思われる。 ぜひご高覧下さい。 |
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