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川 瀬 忍 展

−なしかある−
淡玲 Ⅱ

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会期: 2024年4月15日(月)−20日(土) 11:00-18:00
会場: 壺中居   MAP ►►
東京都中央区日本橋3-8-5
Tel.03-3271-1835

Shinobu Kawase “Nashi-ka-aru”or“Tanrei Ⅱ”

15,Mon,April-20,Sat,April,2024  11:00-18:00
at Kochukyo
3-8-5,Nihombashi,Chuo-ku,Tokyo
Tel.03-3271-1835

gallery@kochukyo.co.jp
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[写真作品:a-1 玲磁鎬瓶]

川瀬忍公式ウェブサイト http://www.shinobu-kawase.com/

主催者よりごあいさつ

2022年10月に「あるかなし 淡玲」の題下で、川瀬忍先生は「あたり」
と「ひき」の口づくりに細心の技巧を駆使して茶碗と盃の数々を試み、
世に問われました。また久しぶりに手がけられた盒子(蓋物)は先述
の繊細な口縁部にふさわしい蓋が備わる高品位な作行きとなりました。

さらに「玲磁(れいじ)」と命名された新しい青磁技法は「\(玉)
が触れ合う」ともいうべき清々しく淡々しく奥床しい音色を「視覚と
触覚」のイメージで表出したものとなり、とりわけ茶碗、盃、盒子の
形態にふさわしく大いに好評を賜りました。

爾来、玲磁の発展進化に研究を重ねられ、また困難な加飾技法のひと
つである「鎬(しのぎ)」を大きな見どころとすべく精力と工夫を傾
けてこられました。

柑子口花入形態の作品「鎬瓶」、鉄鉢かつ水指形(なり)の「鎬鉢」、
見込みに初めて細かい面取り=鎬(シノギ)を施した「鎬盃」と全3
種のラインアップはすべて「玲磁」によるものです。

前回のテーマを反転させた「なしかある」の重層的な意義、そして深
化してゆく「淡玲=玲磁」への想いは川瀬先生から寄せられた玉稿中
に自ずと表されていますのでぜひご一読ください。

最新の「玲磁」と「鎬」と「なしかある」がどのように皆さまの心眼
に映りますか、主催者として大いなる期待と楽しみであります。

ここに謹んでご案内を申し上げます。

2024年4月   
ギャラリーこちゅうきょ   


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