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会期:2014年1月20日(月)‐25日(土) 10:00‐18:00
会場:壺 中 居 (写真は作品番号 1. 志野茶碗)
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ごあいさつ
2012年以来2年振りに吉田喜彦先生の新作個展を開催いたします。
先生は昨年喜寿を迎えられましたが、相不変ご健勝そのもの、落ち着いたお人柄には益々慈愛が厚みを増して来られたかと恐察します。作品も強靭な基本造形に微塵も妥協を感じさせず、ヒューマンな温かみと共に良い意味での「枯淡の境地」が自ずと滲み出てきたかと直感出来る作風が近年顕著に表れているようで喜ばしい限りです。
今回も自家薬篭中とされている「志野」「赤志野」「瀬戸黒」「白化粧(粉引手)」「土灰釉」の技法を駆使し、茶碗、水指、花器、鉢、酒器等々のラインナップ約70点が揃いました。
吉田先生の作品はぜひ手に取って鑑賞し愛玩愛用したいものばかりと言って過言ではありません。薪窯焼成により丹精を込めてものされた「志野」など、将来絶滅が危惧される本来の「桃山式」制作は吉田先生の真骨頂、未来に継承したい優品揃い、世界記憶遺産に指定されても全くおかしくないと存じます。
ぜひご来駕のうえ御手に取ってご高覧を賜りますようご案内を申し上げます。
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2014年 新春
ギャラリーこちゅうきょ
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