私は御弁当が好きで、花の季節には飾った弁当をもってお花見に でかけます。「お花見」という言葉とその行為には、陰りがなく、 心の自由を感じます。四季の行事を織り込んだ暮らしには、落ち着 きと豊かさがあると思えます。春は花見、夏は納涼、秋は紅葉狩り、 冬は正月、等々。 このたびの展覧会では、私のもつ陶芸技術を通して、四季の宴を 空想しました。これらの器に、塗りものやガラス器を組み合わせ、 食材を用意し、一座を設けたら、愉快な時を過ごせるのではと思い つつ制作いたしました。ご高覧、ご批評のほど、宜しくお願い申し 上げます。 坂本素行 【略歴】 1950年:東京に生まれる 1980年:五日市町に独立 1994年:壺中居個展「鉢のかたち」 現在、日本工芸会正会員 伝統工芸武蔵野展 東京都教育委員会賞、 伝統工芸新作展 第30回記念賞を受賞 月刊誌「料理王国」2000年6月号〜11月号に 「糖尿病S氏の豊かな食卓」連載 |
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